介護、物流、農業など、身体への負担が大きな仕事は、腰痛が原因で退職を余儀なくされる方が多くおられます。
そんななか、いま注目を集めているのがアシストスーツ 『楽衛門』です。
身体の曲げ伸ばしをサポートすることで腰への負担を軽減します。
そのなかでも、楽衛門のスーツは、介護の現場でヘルニアを患い、4度のヘルニア手術を経験した当事者が「現場で使えるアシストスーツを作りたい」という情熱で作ったアシストスーツです。
今回は、ケアきょうさんに開発までの経緯などをインタビューしていただきました。
アシストスーツの簡単な説明
本題に入る前に、楽衛門のアシストスーツについてご紹介します。
楽衛門のアシストスーツは、両肩と股間の3点を支点にして、ゴムの力で腰の曲げ伸ばしをサポートします。
従来のモーター式のアシストスーツの「高い、重い、複雑」というネガティブなイメージを覆し、ゴムを使用することで「安い、軽い、簡単」という現場にやさしいアシストスーツを実現しました。
背筋を伸ばしながら膝をまげ、お尻を突き出すように腰を曲げ、超ハイパーゴムの復元力に合わせて、そのまま立ち上がると、楽に身体が持ち上がるのを体感できます。

10秒で装着でき、抗菌防臭加工済み!洗濯OKなので、安心して通常業務が行えます。

アシストスーツの詳細はこちらの記事で解説しているので合わせてお読みください。


介護職の方向けに体験会も行いました。実際につかっていただいた感想は、こちらにまとめています。

司会者の方と一緒に装着。「腰が持ち上がってる感じがする」
インタビューでは、司会者の方も一緒にアシストスーツを体験。
ショルダーベルトを締めると、腰が『無重力』のように持ち上がるような感覚になったと述べています。


4回ヘルニアになった杉村さんがたどり着いたベストがこちら!
それすごい!説得力がめちゃめちゃ増しますね
アシストありの状態


お尻を突き出すようにですね


あ、楽かも
ここで、司会者の方に5回連続で持ち上げ作業をしてもらいました。


難なく5回持ち上がりました
アシストなしの状態
今度はベルトなしで、2リットルの水のペットボトル9本が入ったダンボールの持ち上げを5回繰り返してもらいました


確かにさっきより重い!
腰がぶれますね
動画をみてても、持ち上げるときに、負担がかかっているのが伝わります。
アシスト機能がないと、骨盤がブレるため腰への負担がかかってしまうのです。
楽衛門のアシストスーツは、骨盤をしっかり支え、グッと腰を持ち上げることで、腰まわりを安定させています。
楽衛門のアシストスーツの3つの特徴
楽衛門のアシストスーツは、現場で使えることを第一に考えたアシストスーツです。
どのような点が現場に使いやすいのか、その特徴をご紹介します。
一瞬でアシスト機能の調整ができる
ショルダーベルトを引っ張るだけで、アシスト機能をオンにでき、ショルダーベルトを緩めるとアシスト機能をオフにできます。
そのため、アシストスーツを装着したまま通常業務を行うことができ、必要なときにアシスト機能を活用できるのが大きな特徴です。
使用のたびに更衣室に行ったり、アシスト機能の調整に時間がかかると、忙しい現場では使用できないと考え、調整のしやすさにこだわりました。
抗菌防臭加工で衛生面をプラス!
ウイルス感染予防に対するニーズが高まっていたので感染対策も取り入れました。
また、通常業務のなかで汚染しやすい業界の方もおられるため、洗濯OKにもしております。
汚れを気にしなくていいというのも、通常業務をするうえで大事なポイントではないでしょうか。
作業着とアシストスーツが一体しているから見た目がスッキリ!
従来のアシストスーツはモーターがついており、使用するのに広い場所が必要でした。
そのため、通常業務をするうえで困難が生じたり、お客さま宅への訪問時に使用しにくいという声があったので、カジュアルな見た目に仕上げました。
これにより、狭い場所での作業もできますし、お客さま宅へも違和感なくお邪魔できます。
【介護の現場】このようなシーンで利用できます!
入浴介助

ベッドから車椅子移乗への介助

介護士の方に、アシストスーツの体験会を開催し、実際にアシストスーツを装着した状態で80キロの男性の車椅子移乗を体験していただきました。
介護歴3ヶ月の方は、すでに仕事で腰痛を感じはじめていたそうですが、アシストスーツをつけたことで
「楽に持ち上がった。腰が安定するから安心して介助ができる。
アシストスーツに慣れると癖になりそう」という感想をいただきました。
また小柄な女性も「楽に持ち上がった」と話し、介護される側の男性も「アシストスーツがあると、介助される側も安心感がある」と述べました。
以下の動画で、実際の体験会の様子をご視聴いただけます。
開発者の情熱が生んだアシストスーツ!開発秘話
開発者本人である私は、介護の現場で腰痛ヘルニアを患い、一時は歩行困難になるほど腰痛に悩んだ経験がありました。
4回のヘルニア手術をうけ「このまま社会復帰はできないかもしれない」と思った時期もあります。
その時に、新聞でアシストスーツの存在を知り、「これがあれば、もう一度歩けるかもしれない!」と震えるほど感動しました。
そこから、いろんなアシストスーツを試したんです。
モーター式のものを中心に使ってみたのですが、モーター式のものは1台100〜150万円するものも多く、価格の面が悩みになりました。
またゴム製のアシストスーツも使用してみたのですが、自分には合わないと感じました。
そこで、「自分が欲しくなるようなアシストスーツを作ろう」と思ったんです。

腰をアシストするだけではなく、日常で使えるものを作ろうと考え、通常使いするなら、使用のたびに脱ぎ着せずに、そのまま使えるものがいいと思いました。
また、身長と体重にあわせて9サイズ展開しているため、自分の体型にぴったりのアシストスーツを使っていただけます。
お試しレンタルもやってます!
楽衛門のアシストスーツは1着38,000円なのですが、
「自分に合うのか不安」「一度試してから考えたい」という方に向けて、1週間のお試しができるレンタルも行なっています。
そのため「腰痛は辛いけど、いきなり買うのは不安だな…」という方は、まずはアシストスーツの効果を体感してみてください。

レンタルは1週間(7泊8日)で、5,800円(税込 6,380円)ですので、お気軽にお問い合わせください。
「介護職の労働環境を改善したい」開発者の願い
少子高齢化がすすむ日本において、介護職の不足や、老老介護といった社会問題は、今後ますます大きくなることでしょう。
そのため、労働環境の改善、労災の予防という点で、楽衛門のアシストスーツが社会に貢献できればと思っております。